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カンロニン:用法用量を守って正しくお使いください

I will be able to teach zazen, the sitting-meditation, to everyone in English.都内にある禅宗寺院の中の人。仏教、イベント、本、教育、組織、アナログゲームなど、日々考えていることを綴ります。現在仏教になじみのある方、まったく興味のない方、みなさまに読んでいただけたら幸いです。

【レポート】お寺で対話する夜~第九夜「幸せ」於 陽岳寺

4月11日の夜。参加者の方々、幹事の方々そしてお坊さん方のご尽力により、『お寺で対話する夜~第九夜』無事成功しました。みなさん、お疲れ様でした。
第九夜、いかがだったでしょうか。お寺で対話する夜の会場はお坊さんによる持ち回り。今回は品川を離れての開催でした。
みなさん打ち解けて対話できてるな~と見ていたのですが・・・。以下レポートです!

お寺で対話する夜~第九夜「幸せ」於 陽岳寺

四月だというのに肌寒い夜、お寺で対話する夜~第九夜が開催されました。於 門前仲町 陽岳寺
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挨拶から始まり、少人数グループに分かれて、一時間ほどの対話の時間。
そして私から仏教的お話と、般若心経をみなさんでお唱えしました。さらにその後、みなさんアンケートを書きつつ、はじめまして同士交流を深めてらっしゃいましたね。とても楽しかったです、本当にありがとうございました。

お寺で対話する夜、とは?

お寺で対話する夜とは(向源イベント情報より抜粋)、

葬儀・法事、除夜の鐘、初詣、観光以外、
ふだんの暮らしの中でふらりと訪れる機会がなかなかないお寺。
平日の夜、学校/会社帰りに立ち寄って、
僧侶をまじえて、そこに集まった方とゆったり言葉を交わし、
法要・法話を通じて"よりよく生きるロジック"である仏教に触れる時間。

お寺で対話する夜も九回目。第九夜のテーマは「幸せ」。なんともなしに、口から出たのが「幸せ」についてでした。「向源」主催者である友光さんから最近気になってることはないの?とキッカケを与えられて出てきた言葉でした。

ちなみに・・・今月の4月29日(月曜 祝日)に品川で開催されるお寺のフェスティバル「向源(こうげん)」、お寺で対話する夜は「向源」のプログラムの一つです。記念すべき第十夜!

「向源」とは?

「向源」主催者である友光雅臣さんによる連載が更新されています。詳しくは以下サイトに。

テーマは時に軽く重く、時に浅く深く

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仏教とは今を生きるための教えです。せっかくお寺にいらっしゃるのですから、「いいこと聞いたなァ」で終わり・・では勿体ないですよね。人から見られたときにしか価値や意味を見出せない視点とは違う、別の視点を仏教から掴み取ってもらいたい。そう考えています。

幸せってなんだっけ?

第九夜のテーマは「幸せ」でした(「幸せ」つながりで、ハッピーターンを用意しました)。
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法話でもお話ししましたが、私は思うんです。「幸せ」について考えるということは、いろいろな顔を持っている“自分”という存在をすごくあぶり出してくれるんじゃないか、と。
それはなぜかというと、きっと私たちが「幸せ」について考えるときって、自分や自分の家族を最小単位にしているからだと思うんですね。

たとえばお風呂に入っているときとか、ビール飲んでるときとか、旅行してるときとか、子ども見ているときとか、仕事が充実しているときとか。
思い出というか、皆さんが経験してきたことを振り返ると思うんです。ああいうときは幸せだよなぁと。

私たち人間っていろいろな場面で、いろいろな顔を持っていると思うんです。
いろいろな顔というのは、たとえば役割、所属や性別のことです。
家族のなかで考えれば、親と出会えば息子・娘となり、祖父母と出会えば孫となり、パートナーと出会えば妻・夫役となり、子どもと出会えば親となる。仕事しているなら、会社員の私とか。幸せから考えると・・お風呂やビールが好きな自分、仕事で成功している自分とか。

私たちの思う幸せの場面というのは、それら全部が自分なわけです。自分というのはいろいろな顔を持っているわけですね。

みなさんの思う幸せ。
たしかに、何が幸せかはそれぞれだし、信じていれば幸せかもしれません。けれども、それは本当に幸せか?・・と、そもそもの部分を仏教は問います。さらに言えば、自分で確認する必要があるとも。

矛盾ばかりのこの世の中で、理不尽で納得できない事実をつきつけられたとき、確かなものとして自分自身に受け入れるためには、確認が大切なんだと。
「幸せ」を考えること、対話することで、「自分」のことを確認する必要があるのではないか、そう思います。・・・


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・・・そして法話では、すこ~し仏教の話をしたのでした。三法印(諸行無常・諸法無我・涅槃寂静)というものです。
お寺で対話する夜は、会場となるお寺さんがお話しすることになっています。毎回お堅い話というわけではありません。内容がやさしかったり、堅かったり、グサッとくるようなことを言ったりします。そこも対話する夜の面白いところです。

おわりに

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対話を通じて、聞いて考えて、自分を見つめ直して、実践につなげる場。それがお寺で対話する夜です。第九夜では「幸せ」から「自分」という存在を確認する大切さについて考えていただけた・・と私は思っているのですが、どうでしたでしょうか。

向源のテーマがそこに繋がるかもしれません。『自分の言葉、聞こえていますか?』

告知『向源(こうげん)』4月29日@品川

第十夜が今月末、行われます。
4月29日(月曜 祝日)に開催されるお寺のフェスティバル「向源」のプログラムの一つです。

「向源 -自分の言葉、聞こえていますか?」

■日 時 2013年4月29日(月・祝) 13時~22時
■場 所  京浜急行新馬場」駅徒歩5分圏内の神社仏閣
天台宗 常行寺(品川区南品川2-9-18)
・浄土真宗 正徳寺(品川区北品川2-9-26)
臨済宗 清徳寺(品川区北品川3-7-22)
・神道 品川神社(品川区北品川3-7-15)
■主 催 向源実行委員会
■料 金 4,500円 (イープラスにて4月1日より200枚限定販売)
お申し込みはコチラ
(ネット上で予約しなくてもファミリーマートのFamiポートという端末から直接購入出来ます。Famiポートにて関東の全てのジャンルから「コウゲン」と検索してください。手数料なしで購入出来ます。)

品川で行われるお寺フェス。「能・雅楽・巫女舞・天台声明」「精進弁当」「体験型ワークショップ」。内容もりだくさん!どうぞみなさん友人等お誘い合わせの上、チケットを求めて、ご参加ください。

「向源」ではイベント内容を三種類に分けており、各体験から1コマづつ選ぶことができます(「能・雅楽・巫女舞・天台声明」「精進弁当」「体験型ワークショップ」の計3つをチョイス!ぶ)。自分の言葉を聞く・・・その楽しみを選べる一日を。ぜひ。

参考までに、向源満喫プランのご案内をご覧ください。