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カンロニン:用法用量を守って正しくお使いください

I will be able to teach zazen, the sitting-meditation, to everyone in English.都内にある禅宗寺院の中の人。仏教、イベント、本、教育、組織、アナログゲームなど、日々考えていることを綴ります。現在仏教になじみのある方、まったく興味のない方、みなさまに読んでいただけたら幸いです。

ごはんとフリカケ~あなたはどんな時に死を意識しますか?

お寺で対話する夜第十二夜は、常行寺にて開催。副住職 友光雅臣さんが今みなさんに聞きたいこととして、問いかけがなされました。

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死というものは、たいがいの人にとってボンヤリしているものです。ボンヤリしている「死」が浮かび上がってくるときとは、生の存在を認識したとき。同様に「生」は「死」によって浮かび上がってくる。
・・・そのようなことを言っている人がいました。

“人生”について悩んだり、時間が過ぎていったり、決めたり・・・一度決めたらそのままになることはありません(予定は未定で、決定ではない)。
自分で自分の人生を決定することができない!わたしたちの人生が決定不可能なものである理由は、なんでしょうか?
・・きっと、人生とは「生き死に」に占められているから・・が答えなのだろうと思います。

人生とは、「生」と「死」。そのくりかえしだと言うことがあります。
人は節分して生き死にをくりかえしているのだと(節分とは、通過儀礼のこと)。
たとえば、あかちゃん、ちびっこ、小学生、中学生、・・・(、結婚・出産・脱サラ)、社会人・おとな、おじさん・おばさん、おじいさん・おばあさん、故人。
中身は変わっていないのに、中学生の自分から高校生の自分に。学生から会社員に。

人生とは、あたらしい自分に生まれ変わるということ。アンパンマンの古い顔は消え去る(設定の)ように、新しい顔が入れ替わっていく。新しい人生。新しいわたし。

では、古い顔はどこへいったのでしょうか?新しい顔はどこからきたのでしょうか?それは、もともとあったし、もともと無かったのかもしれません。自分がしていることを自身に問うこと自体、「生き死に」を表現しているようです。
そして、予定は未定の人生には「いろいろな意味・可能性がある」ようです。人生とは、「生き死に」とはこの世界を端的にあらわしている表現ですし、他のものを寄せつけない言葉でもあります。そのなかには「いろいろな意味・可能性がある」・・「生き死に」の本質はこの多義性と、多義性からくる豊かさに象徴されるのではないかと。


多義性・豊かさ。それが人生の象徴ならば、どれかひとつに決めていくことは出来ません。決めたと思っていても、きっとその前後左右には添い従うものがあるはずです。
絆をキズナ(良縁)とよむか、ホダシ(縛り)とよむか。良い悪いのどっちかを探るのではなくて、両方・全体をみる。そこにすでにある多義性・豊かさを楽しんだ方がいいでしょう。一生かかっても遊びきれないはずです。

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死とはスパイスです。かけてしまったら、無いことにはできません。でも、かける楽しみがあります。
スパイスではなんですから・・・フリカケにしてみましょうか。

フリカケ・・・ご飯にかけようか。ご飯は十六穀米にしようか。お腹いっぱいだから少なめにしようか。おかわり!
どんなフリカケにしようか。少なめにしとくか。ちょい足ししようか。二つためしてみようか。ちょっ・・勝手にかけないでよ。はげしいフリカケだと食べられない・・・とか。

食べられないなら、すくって置いときましょうか。フタして置いといたっていいんですよ。他の人にも味わってもらいましょうか。この組み合わせは無いかも。意外とイケるんじゃね?!毎日フリカケばっかで飽きた・・。フリカケかけたくない。あのときのセットは美味しかったなぁ。

フリカケだけを食べることはありません。ご飯(なにか)とセットじゃないと味わうことはできません。
セットになったときの豊かさに、味を占めると止められないはずです。でも、だんだん飽きてくる。ならば、つぎを・・・。


大丈夫。多義性と豊かさをはらんだ存在なのだと気付けたなら、しめたものです。
フリカケを、ごはんとのセットを楽しめるように、そこに楽しみを見いだせる。人間とは、大人とは、そういうものなのかもしれませんね。

あなたはどんな時に死を意識しますか?
死んだら、どうなると思いますか?


友光雅臣マジメの一枚。
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ついでに・・・

ようがくじ坐禅会(ごほうび坐禅会)に参加された方々、本当にありがとうございます。みなさんのおかげで、坐禅会はなりたっています。口コミ・お誘い・紹介、facebook上での人数と実際の参加者数の差はここにあらわれています!感謝申し上げます。

というわけで、7/23火曜日の夜、坐禅会です。みなさん是非いらしてください。Facebookされている方は、参加者数把握のためイベント参加をポチッとお願いします。

ようがくじ坐禅会
【日時】2013年7月23日(火)19:30~21:30
19:30~ 説明
20:00~ 読経・坐禅(5分、10分、15分)
21:00~ 共有(茶礼)
21:30  解散
【場所】陽岳寺(東京都江東区深川2-16-27)門前仲町駅 徒歩5分
【会費】500円(座蒲をお買い上げされる場合、5000円)
【服装】足を組むので、ゆったりした服装で。着替える場所もあります(スカート可)。
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