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カンロニン:用法用量を守って正しくお使いください

I will be able to teach zazen, the sitting-meditation, to everyone in English.都内にある禅宗寺院の中の人。仏教、イベント、本、教育、組織、アナログゲームなど、日々考えていることを綴ります。現在仏教になじみのある方、まったく興味のない方、みなさまに読んでいただけたら幸いです。

美意識

この二冊を読んだ。

イスラームの日常世界 (岩波新書)

イスラームの日常世界 (岩波新書)


イスラーム文化−その根柢にあるもの (岩波文庫)

イスラーム文化−その根柢にあるもの (岩波文庫)


どちらも大変読みやすい(下は最初の50頁ほど我慢すれば・・)。


宗教とはなにか。宗教に求めるものはなにか。そう聞かれたら、ひとつには「美意識」だと思わされた。
美しい!これはいい!いいね!たまらない!・・そんな経験を得るために、また共有するに必要なものが宗教や宗教に求められるものだ。


では、どうすればそのような美意識を得ることができるか。育てることができるか。
経験しかない。ひたすら感度を上げていくしかないのだろう。
たとえば、詩を読む書く。本を、絵を、映画を、音楽を、人間を、空間を、サービスを、衣食住を、云々。


ずっとじゃなくていい。


まんぜんとした生はボヤっとしたままで終わってしまう。終わることさえ気付かないだろう。
『強に逢うては即ち弱』、ふわっとした魅力・実力は、ただボヤっとしてることではない(しらず貫き通すのも美だけれど)。
生は死があってこそ、ハッキリと立ち上がってくる。
量と質は、片方だけでは存在しないように。相互に引き立てる。


しかし、残念ながら人間は老いていく。
びっくりするほどに。あっという間だ。
いま私は27歳だけれども、もう30歳かと思う。
40にして不惑というのは、いいチェック機能だろう。
目標を設定して、プロセスも設定して、随時チェックをしなければ、どうかなってしまう。しかも、その変化に気付かない。どうかなってしまったことに。
その軸、信念は簡単に動かされる。そこで宗教。美意識なのだと私は思う。


抗老長寿 -- 朝日新聞GLOBE
ほぼ日刊イトイ新聞 - おとなの小論文教室。

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読むと書く―井筒俊彦エッセイ集

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