カンロニン:用法用量を守って正しくお使いください

I will be able to teach zazen, the sitting-meditation, to everyone in English.都内にある禅宗寺院の中の人。仏教、イベント、本、教育、組織、アナログゲームなど、日々考えていることを綴ります。現在仏教になじみのある方、まったく興味のない方、みなさまに読んでいただけたら幸いです。

腹を割って話す

「僕はいろんな人と付き合って、いろんな経験を積みたいんだ。だから、君との付き合いもそのつもりで」
ある30代男性の言葉だ(以下A)。
恋愛観について話しをしていた最中、この言葉を言われた20代女性。彼女は、友人である僕の妻に頼みごとをした。男という生き物はこう思うものなのか、あなたの夫に聞いてほしい・・と。


率直に物事を言うことはいいことかもしれない(君が好きだ!嫌いだ!)。だがこの場合、恋の駆け引き・だましあいを避けるための発言ではないようだと。
ただ単に「自分はだらしない男なんです。そんな自分を理解してくれ」と甘えているにすぎないんじゃないか。


なにごとかをブッチャけるという行為は、いろんなステップを飛び越えることだ。
Aさんの場合は言葉が悪かっただけかもしれないし、シチュエーションを見誤っただけかもしれない。妻の友人が言ってほしいことをAさんが言えなかっただけかもしれない。
相手の懐に飛び込もうとしたのか、飛び込んでもらおうとしたのか分からない。

会話をして相手を分かり合おうとするとき、否応もなく傷つけあうことになる。袖振り合えばこすれて微妙ながら生地が減るようなものだ。そして一つへと近づく(質的・量的それぞれの同じへとむかう)。

疲れていたのかもしれない。面倒だったのかもしれない。好みでなかったのかもしれない。

ただ、この吐露は、人間のだらしなさのみを露呈することとなったように思えて仕方が無かった。

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