読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

カンロニン:用法用量を守って正しくお使いください

I will be able to teach zazen, the sitting-meditation, to everyone in English.都内にある禅宗寺院の中の人。仏教、イベント、本、教育、組織、アナログゲームなど、日々考えていることを綴ります。現在仏教になじみのある方、まったく興味のない方、みなさまに読んでいただけたら幸いです。

笑ってなんぼ

坐禅会の講師をするときに気をつけていること、のはなし。


東京都世田谷区に龍雲寺という禅寺がある。門も本堂も立派な寺院なのだけれども、その敷地の外に普通の民家を模した建物がある。東京禅センターだ(ホームページはコチラ)。
ここでは「坐禅体験!」という、坐禅の体験ができるイベントが行われている。都内・国内の禅寺では坐禅会が開催されているけれど、いきなり本場の坐禅会へ行くのはチョット・・・という方のための坐禅初心者の会だ(もちろん、坐禅のまねごとではないし、毎回参加されて研鑽を積む方もいる)。
開催日時は月によって違うけれど、平日も土日も行われているので、都合のつく日をえらんで、ぜひ坐禅を体験しに行ってほしい!
外観が普通の民家を模しているように、中も普通のオウチ。坐禅体験!をしてもらう部屋の床はじゅうたんだし、エアコン完備。閑静な住宅街にあるので静かに坐ることができるはずだ。

そんなこんなで僕はこの坐禅体験!のお手伝いをしている(宣伝かよ!)。だいたい月一のペースで講師役をつとめているのだけれど、今日がその日だった。

毎回これだけは伝えなきゃと思っていることがある。それは、坐禅とはどういうものなのか自分自身に問うてみてほしいということ。
はじめて坐禅をする人に、坐禅について考えてもらうのは難しいことかもしれない。それでもこれだけは伝えなきゃいけないと思っている。僕なんかより長い時間坐禅してきた人はたくさんいるけれど、いちおう本場で数年坐禅してきたんだという自負がある。その気持ちを大切に、かといって驕らずに飾らずに、僕は坐禅についてどう思っているか、考えているか一生懸命お話ししている。
執着から離れる。言葉にすれば簡単だけど、いざやってみると難しい。執着から離れなきゃ!という執着から離れなきゃ・・以下ループしたり。言われてみても分からない、だから考える。考えるためには、ある程度フレームが必要になる。自由にやってくださいと言われても、滅茶苦茶にやっていいというわけではないわけで。そこで僕の出番だ。
型は大切。足を組んで、手は印を結び、うなじまっすぐ、ゆったりと構えて、呼吸に集中する。寝ちゃだめですよ!
短い時間かもしれないけれど、坐禅を3セッションやってみてもらう。フィードバックをいれつつ、チャレンジしていく。

坐禅について深く考えてもらえたなら僕はとても嬉しく思う。そして、仏教の世界観はホントーに面白いので、坐禅がその取っ掛かりになればシメたものだ。


もう一つ僕が気をつけていることがある。それは、みんなに笑ってもらうこと。リラックスしてもらうこと。
坐禅というと一人静かに坐っている様子をイメージすると思う。でも、人は静かに坐っているときもあれば、忙しく動き回ることだってあるはずだ。
いざ坐禅をしようという時だけ かしこまる必要なんて無いと僕は思う。動いたり、止まったり、その揺れ幅のなかに人の一生は存在している。そう考えれば、無理して静かに息を凝らさなくてもいいし、構えなくたっていい。ふと立ち止まったくらいの、やさしい気持ちになってほしい。皆そうなれることに気付いてほしくって。笑ってもらえるように、リラックスしてもらえるようにお話ししている。

坐禅のためというより、笑ってもらうために活動しているのかも、と思ったりするけど。いやいや本当の目的は坐禅体験!ですから。ちょっとやってみようかな?と少しでも思ったなら、試してみほしいな!

広告を非表示にする