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カンロニン:用法用量を守って正しくお使いください

I will be able to teach zazen, the sitting-meditation, to everyone in English.都内にある禅宗寺院の中の人。仏教、イベント、本、教育、組織、アナログゲームなど、日々考えていることを綴ります。現在仏教になじみのある方、まったく興味のない方、みなさまに読んでいただけたら幸いです。

ボツネタ【コラム】見えない絶望

ボツにしたものです。

ピンとくる/鼻につく

ほぼ日刊イトイ新聞 - 吉本隆明のふたつの目。 お坊さんとして話すとき、ふつうの人としての視点や立ち位置を忘れてしまうときがある。 積み上げてきたり、専門のことを調べているんですよ、というニオイのようなものが出てしまう。 かといって、ふつうの人…

平成

anond.hatelabo.jp anond.hatelabo.jp anond.hatelabo.jp まさしく平成的、と言っていい質問と答えではないだろうか。 経済成長や人口増があたりまえに“素晴らしいゴール(大昔では、素晴らしいという単語の意味とは、ものすごくヒドイ、というものだったと…

ゴール・終わりへの着地のしかた

photo by wallyg あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。昨年末の朝、文化放送の生放送に10分ほど出たのですが(大変有り難いことです)、墓参される方に「出てらっしゃいましたか?わたしは朝ラジオをつけているんです」と何度かた…

声が届いているか

togetter.com >貧困でご飯なんて作れない。 >割高かも知れないけど、買うという選択肢しか取れないほど、日常が辛い。 <大丈夫!こうすれば自炊できるよ!! 以前、コピーライター養成講座に通っていたとき、課題として出された問題がありました。 「早起…

スクラップアンドビルド方式

子どもが生まれて3ヶ月。 「そして父になる」という映画があったけれども、このタイトル、フレーズがふとしたときに思い出される日々である。そして父になる。 あの映画は2013年製作で映画館にて鑑賞した覚えがあるが、当然我が子は生まれていない。影も形も…

犬より猫派?

陽岳寺には檀信徒専用のワンちゃんネコちゃんのお墓があります。 お骨をお納めする志納の目安・・・というのが、ちょっと手が届きにくいのかなと思っています。このワンちゃんネコちゃんのお墓には、普通の御家の墓石とは違うところがありまして。 それは、…

よい「場を作る」〜ワークショップってなに

お寺はなにができるか、なにをしたいか。考えていたら、ワークショップという言葉にいきついたお話。 photo by Japón Entre Amigos 陽岳寺では坐禅会やヨガ、お茶の会など催している。では、どのような会・先生であろうとオッケーかと言うと、違う。こういっ…

【レポート】お坊さんのための海洋散骨クルーズに。

11月7日の金曜日、「お坊さんのための海洋散骨クルーズ」勉強会へと行ってきました。 海洋散骨。 【海洋散骨】 漁場や航路を避け、おおむね海岸から10km以上離れた場所で、粉末化した遺骨を撒く方法。わたしたちのように船舶でおこなう方法と、ヘリコプター…

その本に出会ったのは、息子の命日だったんです。

ユリウス・カエサルだったか、「人という生きものは、見たい現実しか見ない」とは有名な言葉です。 本屋で目的の本の両隣にある全然違うジャンルのものを買ってみる。そんな行為をしていたこともありましたが、もうその本の内容は記憶にはありません。 わた…

期待と裏切り-日本xギリシア戦を終えて

ふだんサッカーに微塵も興味がないけれども、世間のワールドカップ熱に微熱が続いています。 いろいろな人の、いろいろな対ワールドカップの姿勢があるのでしょう。わたしは本当にゆるい。ゆるい、というか応援の仕方を知らないだけなのかもしれないと思った…

貧乏と生活寿命

貧乏とは 礼節を知れば貧乏に耐えられるというのは間違いなんです。貧乏だと礼節を学ぶ余裕も無いです 底辺から這い上がって語る貧乏 都会とカップラーメン - Togetterまとめ 生活寿命とは 「生活寿命」― 生活寿命という新しい指標で人生を眺め直してみまし…

世界級ライフスタイルのつくり方

シンガポールを旅行するに際して、インターネットで情報収集したのが数ヶ月前。 はー中野美奈子さんはシンガポールに行っちゃったのね。テレビに出ていた方でしたっけ。在住民の日本語ブログはなかなか参考になる。 そして、Yokoさんのブログに出会ったので…

三法印~お金ヴァージョン

諸行無常。金は天下の回り物。 諸法無我。本当に必要なものは金で買えない。 涅槃寂静。「金のことだけ考えていれば生きていける」のはもう無理と知り、それでも生きていく。一切皆苦。金がない。

安易に未来を想像するよりは

今年3月より坐禅会を始めた。 いつやるか?今でしょ!の後押しによって、重い腰を上げたのだ。彼にはとても感謝している。 去年の一月ごろ、人力検索はてなでアンケートをした。 あなたが坐禅会に求めることはなんですか?@都内23区 当寺での.. - 人力検索…

姑息とは良い手段

しばらくの間、息をついて休むように。 それは、その場しのぎではないし。間に合わせでもないし。子供だましでもないし。言い訳でもない。 根本的な解決になることもあるでしょう。 目に見えるものでも、見えないものでも、 遠くにあるいは近くに住むもので…

信じること、疑うこと、そして信じること

「待つこと、そして希望すること」とは、モンテ・クリスト伯の言葉である。修行とは「忍」の一字である、という禅門の師匠がよく言う言葉に似ているように思う。「自信をまつ」これはホームレスの人の言葉だ。どの言葉も、"待つ"にある何か、をおおいに考え…

理屈を理屈で追いかけるな

貧富男女などにかかわらず、誰かの言った言葉には、誰にも動かしがたい重みがあるのだから、耳を傾けねばならぬ。 自分にとって、とるにたらないと思う人の言葉など、気にしなくてもよい。 どっちともいえますね。誰かがこういったから、自分もそう思う。そ…

高校を卒業する君たちへ

いわゆる“社会”に出ていく君たちに、ひとつの考え方を示してみた。偉そうに感じたかもしれないけれど、こういうやかましい人間もいるのだと思ってほしい。うるさいことで、ひっかかってくれることを願う。 高校を卒業する君たちへ 死とは、取り返しのつかな…

ひとつの中道

~。これだけ世の中にスピードが出てきて複雑になると「地図」、つまり事前の計画は役に立ちませんし、地図を製作するためのコストも高くつきます。むしろ、大事なのは「何をしたいか」という「コンパス」をしっかりもつことで、企業でもトップがしっかりし…

老師格

「でもね、お母さん何言われても怒らない事にしてるの。違う眼でみれば、そんな風に見える事もあるんだろうなって。お母さんが間違ってるのかもしれないし、わからないからね。それに、ダライ・ラマ法王の本にも、五井昌久先生(宗教家)の本にも、怒りは何…

大寒禊練成研修会@明治神宫

晴れ渡る空の下、都会の中にある森を歩く。雪の残る砂利道を進んでいくと、白装束に身を包んだ方々が。やっと禊場につく。広い。ここは明治神宮。明治天皇と昭憲皇太后を祭神とする神社である。本日、大寒禊練成研修会に参加いたしました。神職の皆さまは、…

気持ちのいいくり返し。

ゲームには、 「気持ちのいいルーティン」というものが存在します。 いえ、存在するというか、 「いいゲームには気持ちのいいルーティンがある」 といったほうがいいかもしれません。 ゲームをプレイする人が ある一定の動作を機械的にくり返していると、 そ…

舌を喜ばせる味

人前で泣くのはみっともない、男らしくないなどと言われたのは遠い昔のこと。 テレビや広告では、〜が泣いた!のように、それくらい感動するんですよというアピールに余念が無い。とりあえずここで泣きを入れておこうか、と涙する顔を見せる番組もそれだ。お…

在りし日の 背を洗うごと 墓洗う

ある年の春すぎだったろうか。 奥さんを亡くした方が、「和尚さん、なんでアレはがしちゃったのよ。えー?」と言ってきた。 「もう、たしかに、あいつの背中を流したことはないよねェ」と。 『在りし日の 背を洗うごと 墓洗う』 どこぞから送られてくるポス…

脚下照顧~したこと、したかったこと、したいこと

法要のあとにお話しをする、そんな機会は滅多にないので緊張しました(避けているとも言えます・・)。 でも!おかげさまで、いちおう形にすることが出来たとは思うのですが・・・言い忘れたことがあったので、エントリー。 さて、12月に入りました。あと半…

分け登る ふもとの道は多けれど 同じ高嶺の 月を見るかな

一歩を踏み出すために、いま一番克服したい不安はなんですか - カンロニン 山について。山とはなにか?(本質論) 山はどこにあるか?(存在論) 山(の**)へどうやって行くか?(認識論) 話される点は、この三つです。そして、あれもいいよね、ありだよ…

一歩を踏み出すために、いま一番克服したい不安はなんですか

一歩を踏み出すために、いま一番克服したい不安はなんですか・・か。 人生や宗教って「山登り」に譬えられることがある。 めざすところの山頂は一つだけれども、そこに辿りつくまでの道が色々あるんだよ、と。 このとき、山頂=ゴール、という設定なのだろう…

トップ・オブ・ザ・ワールドかセンター・オブ・ザ・スペースか

だいぶ有頂天になっておった。 世間を見れば坐禅工夫は綿密ならず、経論聖教をば聴聞することなし。或は坐中に外道二乗の見解の起これるをも、これは坐中より得たる智慧なれば得法なりと思へる人あり。或は自然に教家に談ずるところの法門を解了して、我は禅…

語りえぬもの

「家に帰りたい」「死にたくない」とは、昏睡状態に入るまで、家族に向かって語っていた言葉でした。死とはどういうものか自覚している人間はいません、彼自身もそうでした。しかし、その未知なる死というものを、ありのままに語っている言葉が「死にたくな…

プロ

デーモン小暮閣下のお言葉だったか。 「プロなんだから上手くて当然だろう」 いつだったかなぁ、頼まれて葬儀に行ったときのことだった。 ご遺族の方々は、人間関係が『複雑』だった。まぁ本人たちに聞いてみれば、そんなに『複雑』というわけでもなかったん…

ジャケ買いしたが

ジャケ買いしたが、失敗した。 池上彰と考える、仏教って何ですか?作者: 池上彰出版社/メーカー: 飛鳥新社発売日: 2012/07/19メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (5件) を見る 半分は・・日本仏教について。ざっ…

距離感=質×量

アメリカでは顔見知りで「友達」、日本では親密でないと「友達」だといえないらしい、と。数年前に聞いたおぼえがある。 友達、友人、友。なんでもいいが。自分と相手との関係をみたときに、距離を測り合うこととなる。その距離感が違うね。人間とは社会的動…

ただし都会人限定とする

三田のほうのお寺さんとお勉強会があって、参加している。そこで出た話なんだけども。ブータンの人に幸せですか?と聞くと、幸せだと。それは、まわりの人が「健康だから」「ちゃんと働けてるらしいし」「作物ができたから」と答えるんだと。意識が外に向か…

たいしたことない、しあわせ

修行道場の先輩と、すこし話しをした。たとえば、本について。 お寺の宝といえるものの一つに、本がある。 ウチのお寺にも本があるし、彼のお寺にもたくさんの蔵書がある。そんな本たちについて 「とうてい読みきれないよね」と。 ただでさえ増えているのに…

結婚式から約1年

夫婦も同じことがいえます。 妻と夫の関係はお互いがいてこそ、夫婦として認められます。 お互いを尊敬し、感謝をせずに、夫婦というかたちを取り続けることは難しいことです。 うつりかわる自分という存在を、確固たるものとして持ち続けることは大変なエネ…

伝統衣装

この前、お葬式があったので礼服を着たんですけどね。 お坊さんなんだから、お坊さんの格好で行けばいいのに!と少し心の中で思いつつ会場に向かいました。 まぁ何にせよ、自分は弔問に訪れる側でしたし、衣姿で行ったら、 「あ、先生。コチラにどうぞ」とか…

「存在しないこと」という存在

この二冊を読んだ。 トルコのもう一つの顔 (中公新書)作者: 小島剛一出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1991/02メディア: 新書購入: 12人 クリック: 146回この商品を含むブログ (31件) を見る 漂流するトルコ―続「トルコのもう一つの顔」作者: 小島剛一出…

美意識

この二冊を読んだ。 イスラームの日常世界 (岩波新書)作者: 片倉もとこ出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1991/01/21メディア: 新書購入: 1人 クリック: 11回この商品を含むブログ (12件) を見る イスラーム文化−その根柢にあるもの (岩波文庫)作者: 井筒俊…

背中・姿で、天地普く照らす(てんちあまねくてらす)

太陽は山も谷もなく、天地を普く照らします。そして、月はほんの小さな水たまりにも映り、どんな水たまりにも映る。その月が照るのも太陽のおかげです。 そんな太陽のおかげで世界は明るいですが、明るい・暗いと思う私たちのおかげで太陽も覚知されると気付…

三昧(ざんまい)

自分とはなにか。 この問いは不毛だ。そもそも考える必要はないし、考えても何かの役に立つということもない。 たいへん長い時間考えたとしてもせいぜい哲学者になるくらいなだけであって、本当の意味で「自分とはなにか」に正答するわけではないと思う。 む…

ほんとうに興味をひきたいなら

どうやら、僕は「いびき」がうるさいらしい。 奥様「あたしを寝させない気か」と先日、お叱りを受けました(が、今日も元気にいびきをかく)。 今朝のこと。どうやら僕がいびきをかいており、あまりの騒音に起こされた奥様。そして、すかさず口と鼻をつまん…

腹を割って話す

「僕はいろんな人と付き合って、いろんな経験を積みたいんだ。だから、君との付き合いもそのつもりで」 ある30代男性の言葉だ(以下A)。 恋愛観について話しをしていた最中、この言葉を言われた20代女性。彼女は、友人である僕の妻に頼みごとをした。男とい…

無記について

南海トラフ地震。 日本「大地震起これば…」津波予想被害規模に再び地震の恐怖(中央日報) ~~。 日本内閣府傘下の専門家検討会は先月31日、「南海トラフ巨大地震」と呼ばれる「西日本大地震」が発生した場合に予想される被害を2003年以後9年ぶりに見…

本物

動く南直哉師を見てきた(南直哉(禅僧)-Wikipedia、恐山あれこれ日記)。僕にとって、彼は本や写真でしか知らず、どうやら存在しているらしいという人物のひとりだった。実際にお会いしてみたけれど、かなり想像と違った。その実態、超お茶目。中島みゆき…

事件・事故はどちらにとっても哀しい

「事件・事故はどちらにとっても哀しい」。これは間違いのない事実だと思う。僕は以前、交通事故で亡くなった方の通夜葬儀をしたことがある。まるで何もなかったかのように、眠るように横たわる彼の姿に手を合わせた(被害者は亡くなり、加害者は逮捕された…

戦争していることが普通という時代

NHKの教育テレビ(いまはEテレと言うらしい)で「こころの時代~宗教・人生~」という番組が放送されている。 予約録画してあるので見ているのだけれども、3月25日の放送は、妙心寺 住職・全日本仏教会長の河野太通老師だった。 3月25日(日) 午前5時00分~…

奇跡

奇跡はつくることができるんだ!というはなし。 今月も終わりにさしかかっている。三月は季節にすればまだ冬だけど、あと何日かで四月になる。もうすぐ春だ!三月はまだ冬である・・と言ったけれど、三月のお彼岸は「春のお彼岸」と言ったりする。お彼岸とは…